光ファイパセンサによる高層建物建設時の柱軸力変化の計測

摘要

本報告は，実建物と設計で想定した応力の相違を確認し，建物の性rn能を把握することを目的として，2棟の高層建物のCFT柱を対象に，rn光ファイバセンサによる建物建設途中から竣工直後までの継続的な計rn測結果から柱の歪・応力変化について分析したものである。rnCFT柱の鉄骨と充填コンクリート応力分担性状が明らかでないなどrn検討課題は残っているが，計測結果から評価された柱軸力の増加性状rnが，工事過程での固定荷重や構載荷重の増加と整合することが示されrnている。また，本計測は応力状態の把握に留まらず，長期にわたる構rn造ヘルスモニタリングにも活用できる可能性を示している。今後詳細rnな建物モデルによる検討，モニタリングの分析など実用化に向けた検rn討を行う予定とあり，その成果に期待したい。