各種リサイクル材料を用いたコンクリートの初期凍害抵抗性と低温強度増進性状

摘要

本報告は，近年開発されたリサイクル材料のうちフライアッシュをrn原料とした高強度人工骨材，電気炉酸化スラグ骨材，PS灰造粒骨材rnおよびエコセメントを対象としたコンクリートについて，寒中コンクrnリートの初期凍害の防止と強度発現の遅れに関して検討したものであrnる。実験の結果から，高強度人工骨材，電気炉酸化スラグ骨材を使用rnした場合の強度増進性状は，普通コンクリートと同等であること，PrnS灰造粒骨材を使用した場合の強度発現は，普通コンクリートの6～rn7割程度となるが温度依存性は同等であることとしている。また，エrnコセメントの場合の強度増進性状は，普通コンクリートと同等となるrnが，温度依存性は異なるとしている。なお，4種のリサイクル材料をrn使用した場合の初期凍害防止に必要な圧縮強度は，普通コンクリートrnと同等の5N/mm~2とすることができ，空気量の割り増しも必要ないrnことを明らかにしている。rn本稿が寒中コンクリート施工指針・同解説の改訂に反映されることrnを期待したい。