マレーシア・ペナン島ジョージタウンにおける建築構成 その1 : Kelly Mapを用いて

摘要

ジョージタウンは、歴史的建造物を多く残し1)、2008 年マラrnッカと共にユネスコの世界文化遺産に登録された。登録されたrn範囲はコアゾーン109.38 ha とバッファーゾーン150.04 harnの計259.42 ha に分けられる2)。コアゾーンは、1786 年rnFrancis Light によって手がけられた初期の4 通り（LightrnStreet、Beach Street、Chulia Street、Pitt Street）を核とrnする地区で、1700 以上の歴史的建造物がある。rnジョージタウンについては、19 世紀末期に作成された同市rnの市街地の状況を詳細に記録した地図「Kelly Map」（後述そrnの1）が近年公開され、同地図にはショップハウスをはじめ市街rn地を構成する個々の建築物について、構造や配置、平面などrn詳細に記載されている。また、近年～Kelly Map に加え、20rn世紀初頭以降に作成された建築物個々の確認申請図面にあrnたる「Historical Building Plan」（別編 その2）も順次公開さrnれつつある。