フランジの偏りを有するT 字形断面鉄骨柱の構造性能

摘要

建築計画において、柱型を小さくし室内の有効寸法をrn最大化するため、外壁部柱の断面を扁平形状にする場合rnや、柱を室外側に偏心させる場合がある。このような計rn画の鉄骨造建築物に対し、図1 に示す溶接組立T 字形断rn面鉄骨柱（T 字形柱）を提案する。T 字形柱はH 形鋼柱にrn比べ、弱軸曲げ剛性、曲げねじり剛性、ウェブ幅厚比等rnが優れている。さらに、溝形鋼の曲げねじりに見られるrn特性を利用し、H 形鋼フランジを室外側に偏らせることrnで、柱の外形と梁とのずれをより大きくしつつ、柱梁接rn合部の偏心によるねじれ応力を低減できると考えられる。