割裂を考慮した鋼木ハイブリッド構造システムの数値解析に関する基礎的研究

摘要

近年、日本において木材を建築構造材として積極的にrn使用する傾向にあり、鋼板を木材の中に挟み込み、離散rn的に接合金物で一体化するハイブリッド部材が開発されrnている１）。各種の接合方法に対して曲げ実験、座屈実験をrn行った研究も多く、それらに関連する様々な弾塑性数値rn解析方法も提案されている２、３）。趙ら４）は鋼木ハイブリrnッド部材の断面を等価鋼材断面に変更し、接合具と接触rnしている木材の面圧―めり込み剛性も考慮して、曲げモrnーメントを伝達する接合部回転バネを設けた解析方法をrn提案している。そこでの、既往研究の単純曲げ実験結果５）rnとの比較において、接合部コネクタが中立軸上に配置さrnれた試験体では、曲げによる木材面のめり込みが少ないrnため降伏後の等価剛性の過大評価が示された。本報におrnいては、降伏後の母材剛性をより合理的に評価するためrnに、母材の木材及び鋼材の履歴特性を考慮し、接合部でrnの割裂破壊の評価を加えている。