大型石炭貯蔵浮体の応答評価に関する基礎的研究（その6. 石炭積載状態に応じた波浪中弾性応答特性）

摘要

現在，石炭を沖合で一時的に貯蔵可能な大型石炭貯蔵rn浮体（図1，以下，石炭浮体とする）が検討されている．rnその4では，石炭の積載状況に応じた静的な応力解析をrnもとに要求される構造断面が明らかとなり，その5では，rnその4 で設定された構造断面を用いて，石炭の積載状態rn及びその配置が石炭浮体の振動特性に与える影響についrnて報告された．本報では，石炭浮体の波浪中弾性応答解rn析を行い，部分的な剛性変化や石炭積載による不規則なrn重量分布と石炭浮体の波浪中弾性応答特性の関係性につrnいて明らかにすることを目的とする．また本研究で設定rnした石炭の積載状態を図2 に示す（赤色は満載の区画，rn青色は空荷の区画を示す）．