引張力を受ける軽山形鋼接合部の有効断面積:ドリルねじ又はボルトを用いた場合

摘要

ドリルねじ又はボルトを用いた板厚2.3mm の単一軽山rn形鋼接合部を対象に引張実験を行った。その結果，本実rn験の範囲では，軽山形鋼接合部の突出脚無効長さが降伏rn耐力時・最大耐力時ともに軽構造設計施工指針（表1）のrn値よりも危険側となった。これは板厚が薄い軽山形鋼はrn偏心の影響を顕著にうけることが原因だと考えられ，軽rn山形鋼を偏心引張材として用いる際は，突出脚無効長さrnに注意する必要がある。ただし，本実験は試験体数が少rnないため，他のファスナ本数や板厚についても検討するrnことが今後の課題である。