管理組合の合意形成が難航している事例調査：熊本地震における被災マンションの再生過程

摘要

2016 年4 月11 日21:16、16 日1:25 の2 回震度7 以上のrn地震が熊本を襲った。熊本市が発行した罹災証明書rn（2017 年10 月）によれば、 全壊19 棟、大規模半壊24rn棟、半壊158 棟、一部損壊429 棟にのぼる。熊本市によるrnと2017 年10 月4 日締め切り日での公費解体申し込みは、rn18 棟（14 管理組合）である。公費解体済が3 件、先行解rn体（自費解体後補助申請）1 件である。しかし、（熊本市rn2018 年3 月1 日付け）、結局、公費解体の受理は、15 棟rn(11 管理組合)であった。すなわち、本研究の3 事例は、rn公費解体の仮申請はしたものの、本受理に至らなかったrnケースである。