エネルギ吸収デバイスを用いた鉄筋コンクリート造方立壁の有効活用に関する研究rn（その10 エネルギ吸収鋼部材付き方立壁を有するRC フレーム実験の概要及び結果）

摘要

既報（その8 1)～9）のエネルギ吸収鋼部材（以下，ダrnンパー）を取り付けた方立壁の要素実験及びFEM 解析でrnは，新たなダンパーが大変形域まで安定した復元力特性rnを示すことを確認し，その挙動を再現し得る解析モデルrnを示した．本報（その10～11）では，施工性，コストのrn面を考慮するとともに，解析により挙動が把握できたrnS16H 試験体のダンパーを取り付けた方立壁を有するRCrnフレームの水平加力実験を行う．パラメータはダンパーrnの上側方立壁との付着の有無とし，フレーム内におけるrn方立壁及びダンパーの挙動を把握し，ダンパー付着の有rn無によるフレームへの影響，ダンパーを適用することにrnよる減衰性能の変化について考察する．