散水による実在可燃物の燃焼および延焼抑制効果に関する研究:その 1 ホテル・病院等における着火物を対象とした燃焼抑制実験

摘要

ホテル・病院等における着火物を対象とした燃焼抑制rn実験の結果を整理した。散水設備は火災を有効に抑制する設備であるが、現行rnの性能的火災安全設計では散水設備による火災拡大抑制rn効果が火源設定等に反映されていないのが一般的である。rnその理由の一つとして散水設備を考慮した火災拡大抑制rn効果の評価手法が確立されていないことが挙げられる。rnそこで、本研究では、次に示す2 つの調査・実験を実rn施した。①火災時に着火物となりうる什器の種類・寸rn法・材質等の把握を目的とし、実際の火災事例や統計結rn果等を調査した。また、②散水時における実在可燃物のrn発熱速度に関する定量的知見の収集を目的として、①のrn調査を踏まえて選定した什器を対象とし、散水設備を用rnいた実大規模の燃焼実験を実施した。本報その1 ではホrnテル・病院等の用途の結果を報告する。