鉄道の路線図におけるカラーユニバーサルデザイン支援手法に関する研究

摘要

近年、首都圏では鉄道駅に商業施設や文化施設が併設rnされるなど多機能化が進んでいる。そのため、鉄道や駅rnの利用者は増加し、その中には高齢者や車椅子利用者なrnどの交通弱者も含まれる。交通弱者としては3 種類の錐rn体のうち一つ以上が正常に機能していない色弱者も存在rnする。色弱者は日本で約320 万人が存在しているというrn報告がある1) 。鉄道駅のサインには多色を用いて情報をrn区別しているものが多いため、色弱者は情報の混乱を招rnいている恐れが高い。これに対して、NPO 法人カラーユrnニバーサル機構によりカラーユニバ―サルデザイン推奨rn配色セット1)（以降、CUD 配色と記す）が提案されていrnるが、これをそのままサインに適用すると一般色覚者がrn混乱を招く恐れもある。鉄道駅のサインにおいては、色rn弱者のみならず一般色覚者も混乱することなく情報を得rnられるようなデザイン手法の提案が望まれる。