空き店舗の一体管理と個別リノベーションによる商店街再生のプロセス: 新潟市中央区の沼垂市場通りを事例に

摘要

沼垂巿場通り再生は、T1が手作り惣菜•ソフトタリームの店舗を出したことがきっかけとなった。出店希望が増えたことに対し、T1が長屋を買い取り、管理会社Aを設立し空き店舗の一体管理と運営を始めた。出店を希望する店舗オーナーは、管理会社A所有の長屋にテナントとして人り、各店舗のリノベーションを各自で行い営業を始めた。リノベーションにあたって、管理会社Aの「外観を沼垂巿場通りの昭和レトロな雰囲気を損なわないようにする」という条件のもと、店舗オーナーが実施した。リノベーションの際、専門工事を大工等に依頼する例もあるが店舗オーナーやその友人が多くの工事を担っている。