保全作業の技術的難易度を考慮した故障・不具合の発生件数と修復日数に関する分析大規模研究所を対象とした保全記録に基づく保全作業プロセスに関する研究(その1)

摘要

本研究において、得られた知見を以下に示す。rn1) 保全作業の技術的難易度を外部技術者に援助を求めたrn程度で評価し「故障・不具合レベル」を設定した。rn2) 電気、衛生・厨房、防災・防犯設備では、Lv が高くなrnるほど発生件数は減少している。空調設備ではLv3、rn建物・搬送設備ではLv2 に分類される故障・不具合のrn発生件数が最も多い。rn3) 点検による故障・不具合の発見は空調設備を除く全てrnの設備区分で他のLv よりもLv2 の割合が大きい。rn4) Lv が高いほど保全ステップ数が多く、平均修復日数もrn長くなる。また、Lv が高いほどPLAN の割合も大きrnくなる。rn5) 電気、防災・防犯、建物・搬送設備ではLv が高いほrnど、修復日数が長くなる。空調設備ではLv 毎の修復rn日数の変化が少ない。衛生・厨房設備ではLv2 の修復rn日数が最も長い。