神保町古書店街の将来像と建て替えに関する古書店主の意向: 「本の街」神保町のまちづくりに関する研究（3）

摘要

本稿では、古書店主と来街者はいずれも「本の街」神rn保町という地域アイデンティティの強化に賛同し、居心rn地の良い空間づくりに共通認識を持っているが、古い建rn物が多いという街並みの評価や古い建物を残すことにつrnいては意向が異なることを明らかにした。また、老舗がrn多い【靖国通り南】と賃貸が多い【裏通り北】とでは、rn建て替えに対する意向に違いが見られ、【靖国通り南】でrnは土地建物の所有の有無に関わらず共同建て替えに対すrnる意向が分かれており、「本の街」の地域アイデンティテrnィの維持と共同建て替えの必要性との間でジレンマを抱rnえている構図を明らかにした。