矩形RC 造片持ち耐力壁の耐震性能に関する研究（その3 集中鉄筋を山形配筋した試験体の実験結果と考察）

摘要

1) 普通強度の異形鉄筋を集中鉄筋として山形状に配筋しrnた試験体は，部材角R=0.05rad.まで最大耐力の8 割を維rn持するなど，優れた変形性能を示した．rn2) SBPDN 鉄筋を集中鉄筋に用いて山形配筋した試験体は，rn平行配筋の試験体より，せん断破壊を抑えることがでrnきた．また，SD345 鉄筋を用いた壁より，大変形時までrn耐力が上昇し続ける傾向を示すと同時に，残留変形はrn小さく，優れたレジリエンス性を示した．rn3) SBPDN 鉄筋を集中鉄筋に用いた試験体は軸力比が0.25rnと高い場合，コンクリートの圧壊と集中鉄筋の座屈のrn発生が早くなるが，部材角R=0.03rad.までは高いレジリrnエンス性を示した．