軍事技術情報インデックス

摘要

米国、「量子暗号装置」•を実現。ロスアラモス国立研究所は、光フアイバー通信用の携帯型量子暗号装置「QKarD」を關発した。「QKarD」は、 光子それぞれの偏光状態(量子状態)を「暗号鍵(量子鍵)」として送 受信者が共有する装置であり、「量子鍵」は「統制所」から送受信者に自動配信される。光には粒子（光子、光量子）の性質があり、光子は「スピン1(+1、-1の状態:偏光状態、量子状態）」を持つ。「光子のスピン状 態」は、全く変化を与えずに観測することは不可能で、暗号を「光子のスピン状態」に変換して送信すれば、通信の途中で盗聰(観測)にあっても 受信側でそれが分かるため瞬時に対策がとれ、安全に通信ができる。