軍事技術情報インデックス

摘要

中国が開発中の新125mm戦車砲(滑腔砲)が明らかになった。もし、次世代主力戦車(MBT)に搭載されれば、125mmタイプで最も強力な兵器となるであろう。この戦車砲は中国人民解放軍(PLA)の98/99MBTと輸出用MBT3000に使用するため、PLAの第127兵器工場と北中国大学の機械電気工学研究所との共同開発である。砲の長さは7.5m以上で、砲身長と口径長の比は60:1である。弹薬は分離装填式の翼安定式裝弾筒付曳光徹甲弾(APFSDS-T)で、その速度は2,000m/sであると言われている。この速度は120mmAPFSDS-Tより300m/s速く、射程2,000mで射撃した場合、220mmの装甲板を貫徹することができる。この火砲は中国の新MBTに搭載されることになるであろう。