最終回：追加・補足事項:薬物療法から精神疾患まで

摘要

1.連載の最終として，これまでまとめて述べられなかった重要事項，すなわち，小児科領域における薬物療法の特徴と留意点，輸液療法の基本，乳児突然死症候群，子ども虐待，不登校について記述する．rn2.薬物療法については小児の薬用量，薬物投与の注意点，服薬の実態，製剤の特徴，服薬の工夫，坐薬の使い方，抗生物質の使い方を述べる．輸液療法では脱水症評価と初期輸嵐　乳児突然死症候群，子ども虐待では診断と対応の留意点を述べる．rn3.不登校は学校現場の問題とされがちであるが，実際は精神疾患・心身医学的問題を抱え，医療的支援を必要とする小児が少なからず存在することを述べる．