間欠的に超音波照射を施した活性汚泥の示す 難分解性物質分解能の評価（第一報）

摘要

現在，廃水は活性汚泥法によって処理される場合が多い。しかし，難分解性物質が廃水中に流 入した場合，活性汚泥の処理能が低下する問題がある。その対処法として様々な手法が報告され ているが，我々は超音波照射（キャビテーション法）に着目している。これまでの研究により， 活性汚泥に超音波を短時間照射するだけで活性汚泥中の微生物が持つ難分解性物質分解能が上昇 することが判明している。今回の研究で，超音波照射回数を増やすことにより，分解能の上昇と 持続，代謝活性が更に上昇する可能性が示唆された。