「逆有償」と大同特殊鋼事件

摘要

先日11月16日に開催された全産連の全国大会においても排出事業者責任が大きなテーマとして取り上げられました。排出事業者責任は、廃棄物処理法上の大きな原則であり（法第3条第1項、第11条第1項)、これをどのようにして徹底させていく力、が大きな関心事となっています。また、排出事業者責任を徹底していくうえで、排出事業者の措置義務、排出事業者に対する措置命令が発動される要件等が注目されているところです。今回は、排出事業者責任の観点から大きな注目を集めた大同特殊鋼事件をご紹介したいと思います。