4K映像制作負荷の軽減が普及の鍵 XAVCネイティブで軽快な編集•色処理作業 HD作業と同様の機器構成で制作可能に

摘要

各社から4K対応のカメラが次々と登場し、4K解像度のテレビがCEATEC JAPAN、インターナショナルCESなどで紹介されるなど、4K映像への関心が高まりつつある。総務省が掲げた2014年の4K放送開始へ向け、今年は番組制作におけるさまざまな対応策が図られるだろう。4K解像度の映像制作に注目が集まる中、4K映像を扱う現場での課題も出ている。特にデータが大きいことによる作業時間や制作コストの増大といった点は、現場での作業効率を下げるだけでなく、制作コストにも大きな影響を与えるリスクが懸念されている。4K映像を扱う中で、データ量の負荷をいかに軽減するかという点が大きな課題といえる。今後、この課題を克服する多様な製品が登場し、ワークフローの改善を押し進めることが4K普及の鍵と言えるだろう。