ネッ卜配信サービスは「ヒッ卜&ラン」戦術映像制作のクラウド化で実現可能に

摘要

長らく続けられてきたコンテンツ制作機器のIP化は、単なるファィルべース化のためではない。確かに当初はそれが重要視された。しかし、それは当然となり、現在では制作のクラウド化がその先に見えている。本紙既報(9月19日号)のとおり、ハードウエアが持つ機能をクラウドで実行し、利用料を課金する形式に、機器各社は舵を切っている。迅速なサービス提供で、コンテンツ側の要求にタイミングよく応えることを目指している。この背景には、コンテンツ各社のネット利用サービス立ち上げ期間が短期化していることがうかがえる。すぐに立ち上げて、受容されなければすぐに撤退する。「ヒット&ラン」とも表現される素早い動きに、国内の放送業界も対応を迫られる。