民放側に一定の安心感

摘要

内閣府の規制改革推進会議(議長=大田弘子•政策研究大学院大学教授/以下、推進会議)は4日、「規制改革推進に関する第3次答申」を取りまとめた。放送法第4条(以下、第4条)の撤廃による放送と通信の規制体系のー本化など、放送制度については答申で全く触れておらず(推進会議は第4条撤廃などの議諭について表向きにはしていないというスタンス)、反対姿勢を示していた民放にとってはー安心といったところだ。もっとも同答申の提言には、規制改革に向けたタネもうかがえる。提言の具体化を引き継ぐ総務省が、今後どのような舵取りをしていくのか注目される。