強非線形領域における進行波局在対流運動の新展開［Ⅱ］:美験・シミュレーションの総合的検討

摘要

強非線形領域における二成分流体対流運動の研究は近年典型的な複雑統体の対流運動の研究として特に興味ぶかい対象として注目されている。我々はこれまでに，1次元スロットチャンネルと呼ばれる、幅が狭くて長い矩形セルを用いた2成分流体のレーリー・ベナール対流の実験で左右両endwallで局在するDouble Localized Traveling Wave（DLTW）と呼ばれる局在対流を見出している。数値シミュレーションで実験結果の再現の可能性を明らかにするため実験に近いパラメータを用いて行った結果、DLTWが両endwallで発現することに成功した。することを試み行ってきた。これらについて詳細な検討をおこない新たな議論を展開する。%In this presentation, we would like to review for recent studies of convective motion on binary fluid mixtures with both our published paper (Prog. Theor. Phys. 96 (1996) 669. ) by using the two-dimentional MAC scheme for computer simulation. Convection near the saddle-node point develops modulation traveling wave and eventually evolves into double localized traveling-waves in strongly nonlinear regime.