名刺テキスト化におけるOCR精度向上とその修正入力支援システムの開発

摘要

In this paper, we propose a method to improve input speed in business card with OCR engine. It is a method to determine the error rate for each item examining of the relationship in each item and using a database of information such as name, company name and address. In addition, it minimizes the error rate and corrects the erroneous character while ensuring that probability to miss errors is zero. It is possible to clearly specify the item which has error. Consequently, we only have to correct the erroneous item. For this reason, we can expect to improve input speed in business card.%本稿ではOCRを用いることによって，人手による名刺情報の入力速度を向上させる方法を提案する.提案方法ではOCRによって読み込まれた情報から名刺内における各情報との関連を精査し，事前の会社情報や住所情組氏名等の表記情報のデータベースを用いることによって，読み込まれた情報の“確からしさ”すなわち誤り率を与え，各項目毎にその誤り率を判定する方法を提案する．さらに誤り率を極力抑え，かつ誤りを見逃す確率が0であることを保障しながら誤認識した文字を修正することを行う．提案する方法を用いることによって，各項目毎の誤り率が与えられ，さらに誤り見逃し確率が0であることを保障することによって，．誤認識をしている項目を明確に指示することが可能となる．したがってその項目のみを人手によって修正すれば良いことから，入力速度の向上が期待される.