触覚メディア通信とQoS

摘要

近年，情報を触覚・力覚モダリティで入出力する触覚インタフェース装置が普及し，これらを通信ネットワークで結rnぶことにより，遠隔制御や遠隔での協調作業への応用が試みられている．しかし，インターネット等のQoSが保証されrnていない通信ネットワークで触覚情報を伝達すると，パケット損や遅延等のQoS低卜により，ユーザが違和感や操作性rnの低下を感じたり，作業自体が成立しなくなることがある．そこで，QoSが保証されていない通信ネットワークを介しrnて触覚を含む作業の操作件を高く保つためにはQoS制御が必要になる．本稿では，まず触覚インタフェース装置及びそrnれを用いたアプリケーション，特に通信ネットワークを介した協調作業への応用を紳介する．次いで，通信ネットワーrnクのQoSがユーザに与える影響とその影響を軽減・解消するためのQoS制御について解説する．