編集室

摘要

1639年に徳川幕府は海外との貿易を制限し，オランダ，中国のみとの貿易を許した．これは1853年に黒船が来航し，翌年日米和親条約が締結されるまで200年以上にわたって続いた．いわゆる「鎖国」時代である．この鎖国は，その後の日本に様々な影響をもたらした．一つは，世界でもまれに見る洗練されたユニークな文化の形成である．200年以上にもわたる平和と文化の孤立が市民を中心とした活気ある日本独特の文化を築き上げた．