大成建設、OKIのZEF工場でBELSの最高ランク評価獲得133%の創エネ·省エネ達成へ

摘要

大成建設は、一次エネルギー収支ゼロを目指す工場「ZEF(Net Zero Energy Factory)」の第一号プロジェクトとして始動し現在建設中の「0KI本庄工場H1棟」において、建築物省エネルギー性能表示制度(Building Energy-efficiency Labeling System,BELS)で、5段階評価の最高ランクを獲得すると同時に、大規模生産施設で国内初となるZEB認証を取得した。ZEFとは、工場全体の空調·換気·照明設備のスマート化などによる省エネや、再生可能エネルギー導入による創エネルギーによって、生産工場に必要な年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指した工場と大成建設は位置付ける。今回建設するOKIの工場では、建物の高断熱化に加えて、室内のCO_2濃度に応じた換気制御等を導入することで空調エネルギーを削減し、人感センサによる照明制御等を採用することで照明エネルギーを削減する。さらに屋根面積の約半分に太陽光発電設備を採用することで、エネルギー消費を大幅に上回る創エネルギーを実現する。その結果、一次エネルギー消費量を51%削減するとともに、太陽光発電で82%のエネルギーを創出することで、工場全体で133%削減を達成する。建設工事完了時期は2022年4月を予定している。