伊藤忠商事、EVリユース電池による蓄電システム稼働山口県のパートナー工場で

摘要

伊藤忠商事は、電気自動車(EV)のリユース電池を活用した蓄電システムrBluestorage」の初号機を、山口県のパートナー会社工場で稼働開始した。伊藤忠商事は中国でEV用電池のリュース·リサイクル事業を手掛けるShenzhen Pandpower社と資本業務提携しておりEVリユース電池を活用した蓄電システム開発を行っている。再エネ発電と組み合わせた電力用途や、産業におけるエネルギーマネジメント用途などに向け中·大型蓄電システム提供を行う。またリサイクルを含めライフサイクルアセスメントを意識した新たなビジネスモデル構築を進める。リチウムイオン電池は充放電を繰り返すにつれ満充電時の容量が徐々に減少する。一般にこの容量が80%程度まで下がると車載用途に適さなくなるが、多岐にわたる運転環境下での動作が求められる車載用途に比べ、定置用途は環境が安定しEVから取り外した電池も十分に使用可能とされる。