NEDO、地熱発電導入拡大研究開発テーマと実施者決定超臨界発電や発電量増、地域合意など他分野技術開発

摘要

NEDOは公募していた「地熱発電導入拡大研究開発」のテーマと実施予定先を決定し14件のテーマを採択した。事業期間は2021年度から2025年度。14件のテーマでは、高温高圧の超臨界水で従来の地熱発電よりも大出力が期待できる超臨界地熱発電実現に向けた有望地域の資源量調査と探査技術開発、また国立·国定公園での地熱開発や開発地域のステークホルダーとの合意形成を可能にするための環境保全対策技術を開発する。さらにIoTや人工知能(AI)で発電設備や地熱貯留層の管理を効率·最適化し、既存設備の発電量増加や新規開発時の発電量向上、コスト削減につながる技術を開発する。実施予定者は日鉄鉱コンサルタント、産業技術総合研究所、東北大学、秋田大学、地熱エンジニアリング、三菱マテリアルテクノ、九州大学、西日本技術開発、地熱技術開発、エンジニアリング協会、京都大学、ファインセラミックスセンター、電力中央研究所、近畿大学、東北緑化環境保全、ガステック、熊本大学、会津大学、奥会津地熱、三井金属資源開発、物理計測コンサルタント、地球科学総合研究所、室蘭工業大学、東京工業大学、応用地質、九電産業、九州電力、三菱重工業、早稲田大学。