丸紅、カタール電力水公社と省エネサービス実証へ覚書カタール国内一般家庭需要家の消費電力削減促進

摘要

丸紅は、カタール電力水公社との間で、省エネ促進サービスの実証実験と商用化に関する覚書を締結した。このサービスは、カタール電力水公社の顧客である一般需要家に対し各世帯の電力消費量データを分析し、アプリケーションなどにより効果的に可視化することで、カタール国内一般需要家の消費電力削減を促すことを目的としている。今回実証する成果の商用化時期については、2022年の4月を予定している。今回のサービスは、これらの目標ゃキャンペーン達成に寄与することを狙うもの。丸紅は、カタールにおいて、メサイード•ガス焚き複合火力発電事業(200.7万kW•稼働中)、アル•カルサ太陽光発電事業(80万kW•建設中)、再生可能エネルギー電源を活用したE V充電システムの実証実験、発電所技術者向けトレーニングプログラムの提供などを通じたこれまでのカタールの電力セクターへの取り組みが認められ、今回のサービスの検討機会を獲得した。同社は従来から強みを持つ発電事業に加え、今回のサービスのような消費者視点からの課題解決を通じて、電力サービス事業の拡大を目指す。外務省、カタール開発計画•統計省によると、同国の人口は2020年6月時点で約280万人。