D I C、約2億投じ米国子会社敷地内で藻類研究センター開設バイオ燃料実現ヘ効率的な育成条件など研究推進

摘要

DICは、健康食品など向けに展開する藻類フピルリナの培養の知見を活かし、培養から応用利用までを総合的に研究する「DIC/Earthrise藻類研究センター」を、スピルリナ生産拠点の1つである米国の100%子会社のアースライズ社(カリフォルニア州)の敷地内で開設した。投資額は2億円。D I Cグループは、1970年代に栄養補助食品としてスピルリナおよびスピルリナ由来の食品用天然系色素「リナブルー」の工業生産に成功した。以来、千葉県佐倉市の総合研究所を中心とした基礎研究の継続、屋外での大量培養ノウハウの蓄積などにより、食品用のスピルリナの供給体制を整えている。また、現在アースライズ社と中国·海南島の海南迪愛生微藻に合計30haの培養池を保有しスピルリナ関連製品の供給を行っている。