我が国のコンテナ港湾政策50年の変遷

摘要

今から半世紀前、我が国の年間総輸出入貨物量は、昭和35〜40年のわずか5年間に1.1億トンから倍以上の2.4億トンになるなど急激に増加しており、将来の需要に的確に対応するためには、当時米国で導入され始めたコンテナ専用船による輸送が不可欠と考えられるようになりました。昭和41年9月の海運造船合理化審議会による「速やかにコンテナ輸送体制を整備する必要がある」旨の答申を受け、コンテナ岸壁の早急な整備を図るため、外貿埠頭公団の設立が決定されました。