ニューマチックケーソン無人化工法とハイブリッド橋脚採用による設計・施工の合理化: 新東名大井川橋

摘要

大井川は，昔から「箱根人里は馬でも越すが，越すに越されぬ」と詠われる計画流量9,500m~3／秒の日本でも有数な急流の大河川である。新東名大井川橋架橋地点は，川幅1,000mを越す下流部に比べて440mと狭窄部に位置し，直上流部が大きく湾曲しており，洪水時の流芯方向が不安定な場所に位置する。これらは大井川橋の設計・施工に非常に厳しい制約となった。