阪神高速道路湾岸線の基礎形式と長大橋の基礎構造

摘要

阪神高速道路湾岸線は，本州四国連絡道路から開西国際空港連絡道路に至る延長約80kmの大阪湾岸道路のうち,神戸市東灘区の六甲アイランドから泉佐野巿のりんくうJCT間の延長約55.9km,および神戸巿垂水区の垂水JCTから名谷JCT間の延長約1.8kmにおいて供用されている道路構造規格第2種1級の道路である。この両区間の間の未着工部分はミッシングリンクと呼ばれ，現在都市計画決定され事業化が待たれている。構造的には，大型船舶の航路などを跨ぐ区間が多く，種々の長大橋が建設されていることが特徴である。