新たな元素「窒素」に着目し シンプルで強い耐熱鋼の実現を目指す

摘要

火力発電プラン卜の高効率化を図るためには、材料の最高使用温度をどこまで高められるかが大きな鍵となる。現在の蒸気温度は620℃。これを超える高温材料を実現するため、九州大学大学院の中島教授が着目したのは、これまで使われていなかった「窒素」だ。安価で無尽蔵な窒素を使って、耐熱鋼のブレークスルーを目指した研究の経緯と、今後の展望についてうかがった。（研究内容の詳細は連携記事p498参照）.