「国家」とは…史実に基づく「いい話」

摘要

ここ数年、特に昨年ほど「国家」というものを意識した年はなかったと思います。特に、竹島問題や尖閣問題等の領土問題の話は国民に強烈な印象を与えたと思います。広辞苑によると「国家」とは、「一定の領土とその住民を治める排他的な権力組織と統治権とをもつ法治社会。近代以降では通常、領土?人民?主権がその概念の三要素となっている。」とあります。なるほどそのとおりだと思いますが、明治時代の「ある事件」を振り返ると、現在の状況とは少し異なるように思われ、国どうしの「関係」とは何か？を考えさせられます。