青い鳥を探して

摘要

筆者が少年期を過ごした埼玉県飯能市は、奥武蔵の豊かな自然に恵まれた人口8万人の都市です。今はだいぶ住宅が整備されましたが、昔は小学校への通学路が森や小川、田んぼや茶畑などに囲まれていて、春は沢遊び、夏はクワガタゃザリガニ採り、秋は茶の実遊び、冬は雪合戦と、自然を相手に四季折々の遊びをしながら通学したものです。あれから約四半世紀が過ぎ、すっかりおじさん•おばさんになったこの世代が今、再び飯能の自然に戻り始めています。飯能市は平成16年9月、エコツーリズム推進法の第一号認定(環境省）を受けてエコツアーを開始しましたが、これが大人たちになかなかの評判だというのです。