埼玉県流域下水道事業における電子マニフェスト導入事例の報告

摘要

本県の流域下水道は9つの終末処理場と22ヵ所のポンプ場、約440kmに及ぶ管渠など膨大な施設•設備を有し、県内63市町村のうち47市町の公共下水道から全人口約730万人の3分の2にあたる約540万人の下水を受け入れて処理しています。また本県は、処理水量規模で全国第1位から第3位までの大規模な終末処理場(水循環センター）を有しており、流域全体の維持管理に伴い大量の産業廃棄物が発生しています。そのような中、産業廃棄物の排出者責任は年々強化されており、不適正処理に対する罰則も厳しくなつています。