リニューアル型省エネルギーの実践: 調布市市庁舎他1施設のESCO事業

摘要

ESCO推進協議会によれば、「ESCO事業」とは省エネルギーに関する包括的なサービスを提供し、そのお客さまの省エネルギーメリットの一部を報酬として享受する事業であり、またESCO事業者は事業の遂行にあたり一定の省エネルギー効果を保証するものであるとしている。温室効果ガス排出量を1990年度比でマイナス6％とすることを国際的に公約した京都議定書の目標期間（2008～12年）を来年に控えた現在、温室効果ガスの約9割がエネルギー起源となっているわが国にとって、省エネルギーの加速的推進が喫緊の課題であることはいうまでもない。