南小田第二発電所太田川取水ダム改良工事設計

摘要

南小田第二発電所は，出力330kWの水路式発電所として大正8年に運転を開始，現在は出力増強によrnり770kWで運転を行っている発電所であり，使用水量1.53m~3/sのうちの約20%を占める0.33m~3/sを本改良工事のrn対象である太田川ダムより取水している。本太田川取水ダムは余水吐を持たない取水方式をとっていたため，太rn田川の出水時には取水量を最大取水量0.33m~3/sに制御できない問題を有しており，これの是正のため，今回，取rn水制御が可能となる改良工事を行うことになった。本稿では，取水制御方針の比較検討を踏まえた本改良工事のrn設計案について，取水制御を中心にその概要を報告する。