石炭灰埋立地盤の処分容量増加を目指した石炭灰スラリー注入振動締固め工法の開発

摘要

石炭火力発電所では,石炭Rの処分量の増加が予想されK捨て場の延命化対策が急務となっている。延命化対策として,すでに埋立てられた石炭灰地盤を振動締固めにより高密度化すると同時に高密度の石炭灰スラリーを新たに地盤内に注入•処分することで,処分容量を増加させることが効果的であると考え,石炭灰スラリー注入振動締固め工法の装置開発を行った。この装置を用いて土槽でのスラリー注入•振動締固めによる高密度化の効果確認実験を行い,その効果を確認した。本報告では,同工法·装置の概要および効果確認実験結果について報告する。