ラオス国ナムグム第一発電所6号機増設計画の概要

摘要

ラオス人民民主共和国ナムグム第一発電所増設計画は，急増する国内電力需要を賄うべく，首都ビエンチャンの北方約60 kmの地点に位置する設備出力155 MWの既設水力発電所に，新たに40 MWを増設するも ので，日本政府の円借款事業として2017年6月に着工し3年後の運開を目指している。本プロジェクトは同国 初のダム再開発事業であり，また日本の技術による本格的なダム改造としても海外初の事例となる。本稿では同 増設計画のを報告する。