Jパワーが「ブルーミッション2050」を策定: 2050年のカーボンニュートラルと水素社会の実現に向けて

摘要

Jパワー(電源開発)グループは本年2月,新たな行動計画「ブルーミッション2050」を発表した。同計画では,2050年時点でのCO_2排出量実質ゼロ,発電事業のカーボンニュートラルの実現を目標として掲げている。そのマイルストーンとして,2030年のC〇2排出量を40%削減するとしている。そのためには,再生可能ェネルギ一等のCO_2フリー電源の拡大や,日本の電力ネットワーク増強への貢献に加えて,石炭火力発電を着実にCO_2フリ一の水素発電に転換していく必要がある。また,その際には水素発電だけではなく,鉄鋼·化学等の他産業での水素利用に貢献することによる事業領域拡大の可能性も追求していくとしている。