通信監視システムの再構築と監視•運用業務の高度化の取り組み: 品質管理の強化と効率化に向けて

摘要

当社では電力の安定供給や社内業務を遂行するため，装置数にして十数万台，回線数にして数万回線規模の関西一円に跨る通信ネットワークを自営で構築し，利用している。その通信ネットワークの品質確保のため，通信機器が故障時に発報するアラームを検知し運用担当者へ通報する監視業務支援機能や，通信ネットワークの増強作業などを行う際に停止する回線を管理し通信サービスへの影響を把握する運用管理業務支援機能などを有する「通信監視運用システム（以下 NMS）」を2001年より導入し通信ネットワークの監視•運用を行ってきた。