側雷保護の施工例

摘要

JIS A 4201:2003（以降新JISとする）が規定する受雷 部の配置は，回転球体法が基本である。 超高層ビルあるいは，建物の高さが低くても危険物貯蔵 庫などでは，理論上，屋上に施設された雷保護システムで は雷撃を確実に捕捉することができないので，側撃雷に対 する保護が必要となる場合がある。また，既設の建築物は， 旧JIS（JIS A 4201-1922年度版）の規定で施工されている ため，新たに新JIS規格を用いた雷保護システムに改修す ると，側壁に対する受雷部が必要となる。