環境行政の原点　水・大気保全に新たな課題pm2.5水質沘濁指標、土壌沘染対策見直し

摘要

白石　水と大気の保全は環境行政の原点です。現 在、地球温暖化、リサイクル、自然保護などの問 題に関心が向きがちですが、人の健康、生活環境 を守るという「公告行政」以来の役割をおろそか にはできません。 たとえば、大気であれば、硫黄酸化物(SOx)、 窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)、ベンゼン その他の有機化合物など、その時々のトピックは 変わり、それぞれは徐々に改善し、成果が上がっ てきてはいるが、一方で、再び光化学スモッグが 懸念されていますし、PM2．5という小さい粒子状物 質への対応という問題も出てきました。また、局 地対策の点では、まだ、環境基準をクリアできて いない地域も残っており努力の余地があります。