仙台市の最近30 年間における小学校区ごとの人口変化と大学立地の関係性: 変容する都市の移住者構成と都市イメージの基礎的考察

摘要

本研究では以下の4 つのことがわかった。①人口が10,000 人を超えた小学校区からニュータウン造成が始まる。②仙台市はニュータウン形成によって、郊外に住まう住民を都心部へ人口の分散をしている。③キャンパスの都心部回帰により、人口は国見から原町小学校区まで東西に集中し、定住している。大学は国見から長町小学校区まで東南に集中して立地している。④片平丁・荒町小学校区は、大学の立地により隣接小学校区の人口増加の要因の一つと考えられる。　今後は、流動的な移住者が定着しない原因について検討を行う。