コンクリート型枠用合板の転用がコンクリートの品質及び合板の表面性状に及ぼす影響その2 接着強度および表面性状に関する検討

摘要

本研究の範囲内では，コンクリートの性能面では転用6回目から8 回目程度まで向上し，10 回目において低下傾向にあった。対して表面性状については，転用初期は仕上げ面に砂すじの発生，表層が粗く仕上がるなどの施工不良が発生しやすく，転用中盤は表層が緻密になり施工不良が少なくなる。そして，転用終盤にはあばたやジャンカなどの大きな施工不良が発生しやすくなった。