医療・介護サービスの提供状況からみる全国の介護医療院の設置動向に関する研究: 栃木県を事例とした整備方針の検討

摘要

近年少子・高齢化が深刻化しており、2025 年に高齢者介護の需要はピークに達する。国はこの年に向けて様々な高齢者政策を進める中で、新たな施設体系として介護医療院を2018 年4 月に創設した。　介護医療院は、日常的な医学・看護・介護管理、日常生活の場、看取りの機能を有する介護保険施設であり、有床医療施設の要介護者の社会的入院や介護・医療保険のねじれ現象を解消できると考えられている（図1）。